『バカだと思われないための文章術』 / ラリー遠田 を読んだ。

 昨日投稿した本の紹介の記事を書いているうちに、

文章がまとまったので書評ということにします。

 

 今まで紹介した本とは違ってこちらは実用書ですね。

素晴らしい本でした。かなり分かりやすい。

 

 無職になったときにクラウドソージング でライティングでもして

小遣い稼ぎしようかな……でも書く文章に自信がないからちょっと勉強しよう!

と、文章に関する本を図書館で探したなかで、分かりやすそうな実用書だったので借りてきました。

 

 この本では「こういう文章書いたらダメだよ!」という

ダメな文章を“バカ文章”として例に挙げ、それと対になる良い例を“スマート文章”とし、みんなもスマート文章を書けるようになろう!と指導してくれている本です。

 

 いくつか紹介します。

バカは頭よさそうに見せたがる

・バカ文章

今朝は遅刻をしてしまい申し訳ございません。月に一度の会議に遅れてしまい、懺愧に堪えません。

・スマート文章

今朝は遅刻をしてしまい申し訳ございません。月に一度の会議に遅れてしまったことを深く反省しています。

 

バカはボキャブラリーが少ない

・バカ文章

昨日見た映画は本当にすごかった。2時間の映画なのに一瞬で終わったんじゃないかと思うくらいものすごくやばかった。

意外な結末にはめちゃくちゃ驚いた。すごすぎると、と思った。

・スマート文章

昨日見た映画は本当に面白かった。2時間の映画なのに一瞬で終わったんじゃないかと思うほどだった。意外な結末にはとても驚いた。すばらしい映画だと思った。

 水色のところがダメなところで、それをいい表現にするための説明が各ページ毎になされています。丁寧。

 

 僕は文章以前に文法用語がなんのこっちゃ分からなかったんですが、

僕と同じような人も安心してください。

最初のほうで“最低限押さえておきたい文法用語”の説明として、

主語・述語・修飾語…などの説明がされています。

どういう意味か分からなくなったらこのページに戻れば安心ですね。

これはバカにはありがたい。

 

 また本の後半にはジャンル別に実際の書き物の参考が載っています。

メールの書き方、企画書の書き方、依頼書の書き方、謝罪文の書き方、

自己PR文の書き方、ブログの書き方、Twitterの書き方(!)なんてのも載ってました。

 以前勤めていたバイト先にメールをしなきゃいけない出来事があったのですが、

この本を参考にしながら書くとわりとすんなり書けました。

(推敲を重ねていくうちにぐっちゃぐちゃになったけど。)

 

 この他にも文章力を上げる方法がたくさん載っています。

これは持っていて損はないと思います!

図書館で借りただけの僕が言うのもアレですけど……。

 

 ……ところで、例に上げた引用部分、後者が完全に俺じゃねぇか!!!!

 

  この書評は当初、書評として書いたけど上手く文章がまとまりきらず、

返却期日が来てしまったので図書館に返却したのですが、

とても参考になる本だったので 何かしらのかたちで紹介しようと

簡単にでも……と書き進めていたら、いつの間にか1000字を超えていたので、

改めて書評として投稿することにしました。なんなんだ。

 

 やっぱり気を張って書くといけないってことなのかな。

これを書いていて、書いたものを消す勇気も必要だ。ということを学べました。

 

以上です!