酔いと排泄と食欲の葛藤
※うんこネタがちょこちょこ出てくるので、閲覧の際はご注意下さい。
先日、訓練校の忘年会が開催された。
僕は普段お酒を飲まず、今までの付き合い上で飲むお酒もほどほどにしていた。
しかし、今回は人数も多すぎず少なすぎず、最悪の場合もカバーしてくれそうな面々だと勝手に判断したので、ゲロ吐くまで飲むぞ!という意気込みで参加した。
会場は県内でも栄えた場所で、僕の家からは遠方になってしまう。
そのため、電車を利用し、駅から会場までは同期に送り迎えを頼むことにした。
アルコールを摂取する予定なので、最寄駅まで車が使えず40分ほど歩き、電車に乗り込む。
目的地付近の駅に到着し、少し前から調子の悪い腹の様子を伺い、速攻でトイレに駆け込む。便意はあるのに出ない。
すごすごとトイレを後にし、同じ電車に乗っていたけど話すのが面倒だったので気づかないふりをしていた同期と、さも今会ったかのように挨拶を交わし、二人で迎えを待つ。
その数分後に迎えが来て、会場へ。
会場はシェアハウスのような場所で(誰かが「テラ◯スハウスみた〜い」って言ってた。)、二脚の机にこたつを取り付けてあり、すでに数名がぐうたらぐうたらしてすごしていた。
なんだかお正月の親戚の集まりのようだった。
勧められるままにチューハイを飲む。
僕と同い年のTOKIO松岡に若干顔が似ている天真爛漫なオトコがこしらえた
アボカドとエビのディップ(っていうんですか?)をクラッカーに乗せ食す。
美味い。普段エビを好んで食べない僕もバクついてしまった。
他にも机上に置いてあるお菓子やおつまみを食べていたら、
次はデキるオトコがこしらえた、白菜のシーザーサラダが出てきた。
最初は漬物だろうか、と思っていたが洋風だった。
これまた美味い。ベーコンなんかも入っててさ。和洋折衷である。
チューハイを飲み、お菓子を食べていたら、
「これからオードブルやピザ、ぜんざいもあるんだから食べ過ぎちゃダメだよ!」
と釘を刺される。
そうでしたそうでした。
メインだメイン。
こたつでぬくぬくして、眠り込みそうになっていたら、
訓練校で開催されていたイベントに参加していたメンバーがやってきて一層賑やかになる。
人も増えてきたので、ここでオードブルを食すことに。
これといって美味しい!というものはなかったけど、空腹もあったためちょこちょこつまんでいった。
少し経ってからピザも届く。久しぶりのピザだ。
人数とピザの枚数が吊り合わないようだったけど、しれっと二切れほど頂いた。えへへ。
食ってばかりも申し訳ないので、配膳したり、ゴミを捨てたりと立ち上がったり座ったりを繰り返していたりしていたらクラっときてしまった。
酔いが回ってきている。チューハイ一杯で紅潮するし、酔える。経済的である(?)
そこから、数名が持ち込んだシャンパンやワインを飲む。
こちらは小さめのコップで一杯ずつ。
コップの大きさがうまく説明出来ないんだけど、小学生の頃に
正方形の紙で検尿カップ作ったじゃん?
アレの6割ぐらいの量だったと思う。最低な例えだな。
初めてワイン(赤)を飲んだんけど、なんか生臭さを感じた。
ブドウから出来てるのに不思議だね?渋かった。
シャンパン(ロゼ?)も初めて飲んだ。
味はよく覚えてないけど、ピンク色が綺麗だったのは覚えてる。
そのあと、こたつとお酒による体温の上昇でのぼせそうになったので、別室へ。
そこでは同じような人たちが集まって飲み始めていた。
ここで杏露酒というお酒を頂く。
「ファンタで割ると美味しいよ〜」と助言を頂いたのでそうする。
甘い。飲みやすい。
このあたりからいちまつの体調がおかしくなる。
腹はギュルギュルするし、眠気、吐き気が襲ってきた。
早くないか。
実は会場近くの駅に到着した時点で薬局で勧められた悪酔いしないためのドリンクも飲んだのに!効いてないじゃん!バカッ!
かと言ってこの狭い会場でデッケェ音立てて(分かるじゃん、どんなうんこ出そうか)うんこするのも恥ずかしいし、
嘔吐して長時間トイレにこもり、心配させるのも申し訳なく感じたので、
排尿のついでに放屁することでなんとかその場を凌いでいた。
気分が悪いこと悟られないようにしつつも、
ペースダウンしていたいちまつの前に白菜のサラダが出てきた。
食べたかったチーズも出てきたぞ。
……食べたい。しかし、お腹が……。
そうだ、この後ぜんざいもあるんだ。
食べたい……。
しかしこれ以上食べたら、大惨事に……。
さすがにここで食べるのは止めて、帰宅の準備に入った。
会場をあとにする前に我慢できず、
流しても臭いがベッタリと残るような一際強烈な臭いのうんこを出す。
ひどい置き土産である。
路上でゲロを吐き散らしそうになるのをこらえながら
駅まで歩き、便所で気張り、上からも溢れ出てきそうになりつつも
めちゃめちゃ爆音でうんこをし、電車に乗り込んだ。
万が一、吐いてしまっても暴行してこなそうな紳士の隣に席を確保した。
この電車は隣県に向かう電車なので寝過ごすとかなりヤバイ。
(金も持ってきていないんだぞ!!帰れないぞ!!)
と自分に言い聞かせ、睡眠を摂る。
……
起きると幾分か楽になった。
良かった、寝過ごしてない。
しかし、ふらつきと遠くから訴えかける吐き気が残っている。
ここで足の感覚がないことに気付く。
ふわふわしている。
午前中のバイトの疲れと、久しぶりに長く歩いたこと、
お酒を飲むと眠くなる体質が重なって、
それがここで一気に来たんだろうな、とぼんやりと考え再び眠りに就く。
家に帰り着き、着替えだけをして、爆睡したところ、
翌日は何事もないようにすっきりしていた。
意外と薬局で購入した飲み物が効いていたのかもしれない。
休み明けの今日、もしかしたら陰で
(“うんこ激臭マン”とか言われてんじゃないだろうか……。)
なんてことを考えながら訓練校に向かう、そんな月曜日。